爆笑テレモカぐり日記 〜コールセンターより愛を込めて〜

とうとう三十路に突入した健康食品通販コミュニケーターもかぐりの毎日繰り広げられるお客との爆笑エピソード、あくの強いおばさ、あ、いや先輩方とのやりとりをつづった全て実話の物語。

新しく入った子は高卒したての18歳。
「おはようございます」
「はい、おはよう・・って、ええっ?!」
左の肩から指先までを、長〜いギプスで覆われた状態での登場にびっくり。
「サッカーの練習中に転んでスジが切れたみたいで・・・」
「そう、でもそんな腕で仕事はできるの?」
「あ、はい、やります。・・・ただ・・お願いが」
「え・・・」

ピルルルッ。
席を離れてコピーなどをしていた彼女の席の電話が鳴る。
「お願いしますっ」
「はいはい、よいしょっと」
そう、一人ではヘッドセットもつけることが出来ない彼女の補助係。
頭に装着してやってる姿は、世話好きのお姉さん状態?

なにはともあれ、頑張れ!18歳。
新しく入った子は高卒したての18歳。
通信販売の会社は通常朝から出勤する朝番とお昼前から出勤する遅番に分かれている。
彼女の場合は9時〜5時のみ。
ありえない。
おまけに5時にはピシャっと帰る。

「なんでいつも早く帰るの?」
「だって、私、女子サッカーチームに入ってますから」
「・・・え?」
「サッカーでこっちの県にスカウトされてきたんですよ。でもサッカーだけじゃ生活できないから、ここの仕事紹介してもらって」
「そ、そうだったんだ・・・」
コミュニケ−ターというインドアジョブにおいて、なんて活動的な子なんだ・・。
「あ、来週試合あるから、是非見に来てくださいねもかぐりさん」
「う、うんそうね・・・」

そして当日、観客席の最上階で、ビール片手に観戦している私であった。
仕事もサッカーも、頑張れ!18歳。
新しく入ってきた子は、高卒したての18歳
アウトバウンドのおばちゃんが「おばあちゃん」と同世代だという事実にショックを隠せない。

ピルルルッ。
「はい、・・・はい・・はぁ」
元気に受け答えしていた声がだんだんと小さくなっていってる。
なになにぃ〜クレームじゃないよね〜?
はらはらと見ていた私。
ついに彼女は
「はっ?・・・少々お待ちください」
保留ボタンを押して私にSOS。
「どうしたの?クレーム?」
「いえ・・そうじゃないけど・・わからないんです」
「へ?」
「だから、何言ってるのか、ぜんぜん聞き取れないんですっ・・ぐすっ(涙)」
「な、泣かなくてもいいのに・・・」

関西から出てきたばかりの彼女に、九州の言葉はわかりにくいよね(汗)
「そのうち、慣れるよ。わたしなんて、あらゆる方言だいたい分かるようになったからね。ニュアンスだよ」

ファイト18歳
コミュニケーター
この響きに「若い女性」「きれい」「楽しそう」などというイメージを持つ方も多いだろう。
声だけでなくもきれいで可愛く、しかも応対も良い、電話越しに聞こえてくる声は本当に自分の事を考えてくれている、そんな女神のような存在に思われているらしい。

新人の安田さん。
「うふふっ。そんなことはございませんわぁ」

ロングヘアーを指に巻きつかせながら、ご満悦なご様子。

「もかぐりせんぱ〜い。今のお客様、私の事すごく可愛いですってぇ。ぜひ写真が見たいっておっしゃるからぁ、こないだの社員写真の載った会報誌をお送りしてもいいですかぁ」
「・・・う、うん、いいよ・・・」


身長156センチ、ふわふわの巻き髪の彼女は・・・


体重70キロ以上(推定)


はお正月によくする「おたふく」みたいでとても愛嬌があるのだが、

見た目は

長州小力


声だけ聞かせていればいいのに・・・。